2023.08.23vol.101クーラー病(冷房病)をご存知ですか?
クーラー病とは?
気温の高低差で生じる自律神経の乱れで起きる症状のことを言います。
身体は季節の変わり目に敏感で、暑い日が続くと熱を放出し汗をかき体温を下げようとします。しかし、冷房の効いた部屋で長時間過ごすと血管が収縮しにくくなるため、「冷え」が生じたり、外出先との温度差によって自律神経のバランスが崩れてしまい、様々な症状を引き起こします。
症状
- むくみ・倦怠感
- 冷えや肩こり
- 頭痛・腰痛
- 寝つきが悪い
対策
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エアコンの設定を見直す
エアコンの設定温度は一般的に26℃~28℃で外気温との寒暖差を5℃以内にすることがポイントで、他にも除湿モードで湿度を下げたり、サーキュレーター(扇風機)などを併用するとエアコンの設定温度を下げ過ぎずにすみます。 - 衣類
腹巻や上着・スカーフなどで体が冷え過ぎず、エアコンの風が直接当たらないよう工夫することも大切です。他にも厚手の靴下やハイソッス・レッグウォーマーを使用すると足元が冷え過ぎずにすみます。 - 食事
暖かい食べ物・飲み物を摂取することで、冷え予防になります。 ショウガ・ネギ・ニンニク・タマネギ・カボチャ・チーズ・香辛料が体を温める作用があるため効果的です。
他にも、〝ストレスを貯めない″〝適度な運動″〝良質な睡眠をとること″が予防になります。激しい運動は必要なく、1時間に1度立ち上がり、背伸びや肩を回す。これだけでも有効的です。
最近は気温が高いためクーラーが必須になってきましたが、クーラーを使用しないと熱中症(vol.77 これだけは知っておきたい熱中症)の危険もあるため、水分補給(vol.88 水分補給できていますか?)やエアコンを使用して適度な運動を行っていきましょう。
ご不明な点がありましたら、お気軽に当院スタッフまでご相談ください。