2023.04.24vol.97扁平足が気になる方はいませんか?
日常生活で足が疲れやすく、長時間立てなかったり、運動時や歩行時に足に痛みの出現することはありませんか。それは足のアーチ(土踏まず)の低下による扁平足が原因かもしれません。
扁平足とは
人の足のアーチは、体重を受け止める力を分散する役割を果たしているため、アーチが平らになると足部や下肢に負担がかかりやすくなります。そのため、扁平足があると、歩行や運動に足への負担が増加し、踵や母趾の周囲の痛みや疲れ、タコや魚の目などの皮膚症状、または足関節や膝関節周囲の痛みが出現することがあります。
扁平足の予防
扁平足の予防において、母趾内転筋と小趾外転筋の筋力が重要となってきます。この筋肉は足の趾を動かすだけでなく、小趾外転筋は足の外側を支え、母趾内転筋は内側を支えています。これらの筋肉を強くすることで、足のアーチを維持することができ、踏みつける力を分散することができます。また、これらの筋肉が弱くなると、足のアーチが低下し、足の内外のバランスが崩れやすくなり、下記の疾患などを引き起こす原因となることがあります。
- 足底筋膜炎
- 外反母趾
- 内反小指
- アキレス腱炎
- モートン病
当院では、医師の診断のもと、理学療法士が『足のリハビリ』を行なっています。“ゲート・ビュー”(足圧測定検査機器)で、立位時や歩行時の足底圧を計測するなどの歩行分析や、扁平足の程度の検査をおこなっていますので、扁平足が気になる方、足の痛みがお困りの方はスタッフへご相談ください。