タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2022.08.02vol.88水分補給できていますか?

タカハラ整形外科クリニック 水分補給できていますか?

段々と日差しが強く蒸し暑い日が多くなってきました。 暑い日が多くなってくると心配なのが「脱水」です。
毎年のように熱中症により救急車で搬送されるニュースを耳にしますが、体の脱水状態が続くと熱中症を引き起こします。

水分は体の半分以上を占める重要な要素

人間の体の約半分は水分で構成されています。その割合は年齢や性別、体脂肪の量などによって異なり、成人男性では体重の約60%ですが、乳児や小児では70~80%と高く、女性では55%、高齢者では50%と少なくなっています。体内の水分は、体に必要な栄養素を運んだり、不要な老廃物を排出したり、体温を調節するなどの重要な働きがあります。

体内に入る水分と体外へ出ていく水分のバランスが悪くなり、水分不足の状態で体調不良等の症状が生じたのが「脱水症」です。症状は、軽度では倦怠感や眩暈、中等度では頭痛や悪心、高度では意識障害や痙攣等が起こります。特に気温と湿度が高い夏は、屋内にいても大量の発汗が生じることもあるため、知らないうちに体が水分不足に陥ってしまう危険性があります。

1日に飲めばいい水分はどのくらい?

具体的に1日にどのくらいの水分を摂取すればよいのでしょうか?
体外へ出ていく水分は1日あたり約2500mlと言われています。一方、体内に入る水分は飲み物以外に、食べ物に含まれる水分が約1000ml、体内で食べ物の代謝により生じる水分が約200mlと言われています。

そうすると、水分不足にならないために摂取すべき最低水分量は、約1300mlになります。1日で 500mlのペットボトル3本と考えるとイメージしやすいでしょう

脱水かな?と思ったら経口補水液

脱水症になった際の水分補給におすすめなのが「経口補水液」です。
経口補水液とは、体が水分を素早く吸収できるよう、塩分や糖分等をバランスよく調整した飲み物です。口の渇き、だるさ、めまい、ふらつき、頭痛、吐き気等、脱水症の初期症状があるときに飲むと、他の飲料よりも早く体に水分が吸収され、重症化を防ぐことができます。
注意するポイントとしては、軽度~中等度の脱水状態のときに有効な飲み物のため、普段の水分補給として飲むものではありません。中等度以上の症状があり、その場の対処で症状が改善しない場合は必ず医療機関を受診するようにしましょう。

暑くて湿気の高い日は、計画的に休憩をとり、休憩場所は、日陰や、冷たいおしぼりの用意、体を適度に冷やすことのできる涼しい環境を確保し、水分と塩分を十分補給できるように努めていきましょう。