2018.08.01vol.41朝起きた時の痛み
7月から続く猛暑で寝苦しい日もありますが、朝起きた時、“腰が痛い”、“頚~肩が重たい”ということはありませんか?
身体に違和感がある場合に、人は無意識に身体を調整しており、寝ている時は寝返りを数回行っています。
2016年11月のNHK番組放送において、「寝返りが少ない人は、多い人と比べると朝起きた時に腰痛が生じやすい」「就寝中、仰向けのまま寝返りをしない状態が続くと、内臓の重みが腰部周囲の筋肉を圧迫し、血行不良になりやすい」との報告がありました。
夜間帯の熱中症防止のため、クーラーの温度を下げて長時間就寝していると身体が冷えて、無意識に行う寝返り回数は減る傾向にあります。
また、身体が冷えすぎると筋肉は硬くなり、この状態が続いた場合は、朝起きた時の痛みが生じやすくなります。
当院では、朝起きた時の痛みを改善させるため、就寝中に寝返りがしやすい身体作り(ストレッチ体操など)を、専門スタッフが具体的に指導しています。
朝起きた時の痛みで困っている方は、医師・理学療法士へお気軽にご相談下さい。
対象者
- 朝起きた時の痛みがある方 (特に、腰痛・肩こり)
- 寝返りがスムーズにできない方・身体の硬い方
- 頚部・骨盤~股関節の可動域が小さい方
- 腰部~殿部(おしり)周囲の筋肉が硬い方
理学療法士が行うこと
- 上記1~4の評価
- 運動療法(関節可動域・筋肉柔軟性の改善)
- セルフケアの指導