タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2022.09.01vol.89オーラルトラブル ~長期化するマスク生活~

タカハラ整形外科クリニック オーラルトラブル ~長期化するマスク生活~

残暑厳しい中、新型コロナウイルスがまだまだ猛威を振るい、第7波も衰える気配がないため、マスク生活も長引きコロナフレイルになる方もいるようです。コロナフレイルとは、コロナ禍における活動制限で、人との関わりや運動機会が減ることに伴い、心や体が衰えた状態になることです。

また、マスク長期着用で、口・舌の周囲筋を大きく動かすことが減少してくると、唾液分泌量も低下傾向となり、健康に影響を及ぼします。というのも、唾液中には消化を助ける働きだけでなく、ウイルスや細菌などの病原体の感染を防ぐタンパク質が含まれており、感染症の予防に重要な役割を果たしているからです。

厚生労働省の国民生活調査によると、2020年3月以降では「長期化するマスク生活で、人と話す・口を動かす機会が減少した」と感じている方が63%、「口腔内のトラブルを経験した」と回答した方が71%、と報告されています。このようなマスク長期着用、唾液分泌量の低下はオーラルフレイルとして口腔機能の低下が懸念されています。

そこで、お勧めの対策の1つとしては、オーラルトレーニングです。オーラルトレーニングは、口と舌の周囲の筋肉を動かす体操であり、体操を定期的に実施することで、唾液分泌量の向上が期待できます。

オーラルトレーニングのパタカラ体操

具体的にはパタカラ体操というものがあります。パタカラ体操は「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発声することで口周りの筋肉や舌を動かす体操です。また、食事の準備運動として10回行うことで誤嚥防止が期待できます。

今後も暫くの間は、コロナ禍でマスク生活は続くと思いますが、コロナウイルスに負けない体作りを心掛けていきましょう。