2020.07.01vol.63変形性股関節症
2足歩行の人間にとって股関節は、体重を支えるだけでなく「立ち上がり」や「歩く」などといった基本動作の要となる関節です。
そんな股関節の病気の中で最も多いのが「変形性股関節症」です。変形性股関節症とは、股関節の軟骨が摩耗し、骨盤の臼蓋と大腿骨の骨頭が変形することによって股関節痛や歩行障害が起こる病気で、一度発症すると、ゆっくりと進行していく為、痛みや歩きにくさなどの症状が現れたら、なるべく早期に受診し、運動療法をおこなっていくことが大切と言われています。
変形性股関節症の主症状
- 股関節痛
立ち上がり時や歩き始めの時に股関節の付け根に痛みを感じるのが特徴です。変形が進行するにつれ痛みも強くなり、安静時や夜間にも痛みを感じることもあります。 - 股関節の可動域制限
股関節痛が続くと、次第に関節周囲の組織が硬くなり股関節の動きに制限をきたすため、しゃがみ込みや靴下を履く動作などが困難になります。 - 歩行障害
変形性股関節症が進行していくと、筋力低下や可動域制限、脚長差などが生じ、股関節が不安定になり歩行障害が起こります。
※タカハラ整形外科クリニックでは、医師の指示のもと、理学療法士により上記のような症状に対し運動療法や自宅や職場で行える簡単なセルフケア方法も指導しています。
理学療法士が実施する内容
- 身体評価( 姿勢・日常生活動作・筋力・可動域などの評価)
- 生活動作指導(疼痛が生じにくい動作や関節に負担のかからない動作の指導)
- 運動療法(筋力トレーニングや関節可動域訓練、ストレッチなど)
- セルフケアの指導
上記のことで気になる方は、お気軽に当クリニックスタッフまでご相談ください。