2018.09.03vol.42うき指 ~腰痛・肩こり・膝痛の原因は足にあるかも~

“うき指”とは、立位や歩行時に足の指が地面に接していない状態のことをいいます。
足の指は身体のバランスを保つのに重要な役割を果たしています。うき指の状態で歩いていると体重支持力が低下し、歩行速度が遅くなったり、転倒しやすくなります。
そのため、腰痛・肩こり・膝痛などの様々な症状を引き起こす原因にもなります。
うき指の主な原因は、靴の不適合性が考えられます。
- 大きい靴
- ハイヒールなどつま先が細い靴
- 靴ひもをしっかり締めていない
など、足に靴が適合していない状態で履き続けることで、足の指で踏ん張る力が弱まり、うき指になってしまいます。
ご自宅でできる、うき指のチェック方法

紙を1枚用意してください。
裸足になりフローリングなど硬い床にまっすぐ前を向いた状態で立ちます。
脱力した状態で誰かに床と足指の間に紙を入れてもらってください。
床と足指の間に紙が入るようであれば、うき指の可能性があります。
うき指は足部の痛みが出ないことが多く、自分自身では気付いていない方がとても多いのが現状です。
まずはご自宅でうき指かどうかチェックしてみて、浮指かな?と思ったら一度来院されてみてはいかかでしょうか?足からくる様々な症状の改善につながるかもしれません。
タカハラ整形外科クリニックでは、足底圧を計測する機器(詳しくは、当ホームページの「足の外来」をご参照ください)を用いてうき指かどうかを簡単に測定することができます。
また、専門スタッフ(理学療法士)が足指の体操や靴の選び方・履き方などのアドバイスや、ゆびのばソックスの試着・販売もしておりますので、ご気軽にご相談下さい。