タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2021.11.02vol.79石灰沈着性腱板炎 ~肩の痛み~

石灰沈着性腱板炎 ~肩の痛み~”

夜中に肩が痛んで眠れない、動かすと強い痛みを生じて腕が上がらないなどの症状で困っている方はいないでしょうか?
その症状、石灰沈着性腱板炎かもしれません

石灰沈着性腱板とは?

石灰沈着性腱板炎とは、肩腱板内に石灰(リン酸カルシウム結晶)が沈着している方に時々強い関節炎生じる疾患です。中高年の女性に多く、主な症状としては急性に発症し、強い自発痛、夜間痛、運動痛、圧痛があり、発赤・熱感を伴うことがあります。

五十肩や腱板断裂などの他の肩関節疾患と似た症状を呈しますが、急性期には安静時痛も強くレントゲン撮影で石灰(リン酸カルシウム結晶)が確認できれば、診断が可能です。急性期の治療としては薬物療法や注射を行い、痛みが治まってからは、リハビリテーションなどでしばらく動かせなかった肩を運動させ、機能回復を行います。

理学療法士による治療

タカハラ整形外科クリニックでは、医師の指示の下、専門スタッフ(理学療法士)が痛みや関節の動きを改善する運動療法及び自宅で簡単に実施できるセルフケアの仕方を指導しています。

  1. 体外衝撃波(スタッフコラムvol.37参照
    肩腱板に沈着している石灰(リン酸カルシウム結晶)に対し照射し、除痛を図っていきます。
  2. 日常生活動作・姿勢指導
    夜間痛・動作時痛を緩和する就寝姿勢や日常生活動作を指導します。
  3. 関節可動域訓練(リラクゼーション・ストレッチ・モビライゼーションなど)
    病期や痛みに応じ、関節の動きを改善する運動療法を理学療法士が選択し行います。
  4. 筋力強化
    肩関節周囲の筋力強化や、腕を挙げる土台となる肩甲骨や体幹を安定させる運動療法を行います。
  5. 動作訓練
    仕事やスポーツなど患者様個々に合った動作訓練を行います。
  6. セルフケア指導
    患者様個々に合った自宅で行える簡単なセルフケアを指導します。

※上記のような症状で困っている方は、是非、当クリニックの医師・理学療法士と一緒に治療を行っていきませんか。気になることがあれば当クリニックのスタッフにお尋ねください。