2022.11.04vol.91認知トレーニングエルゴメーター「コグニバイク」の導入のお知らせ
2012年の国内の認知症患者数は462万人で、2025年には700万人を超えると予想されています。
2014年の認知症関連の費用は約14.5兆円と推計されており、そこでタカハラ整形外科クリニックでは、近年注目されている”コグニサイズ“の考え方をベースに開発され、認知機能の改善が期待できる最新型エルゴメーター「コグニバイク」を6月より導入しました。
※コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した運動×認知課題を組み合わせた認知症予防を目的とした取り組みの総称です。
コグニバイクとは
学生・スポーツ選手から高齢者までご利用可能なエアロバイクであり、筋力強化エクササイズは勿論のこと、認知症予防を目的とし多彩な課題をゲーム感覚で取り組みながら、認知トレーニングも行えるのが特徴です。この「認知課題×有酸素運動」の二重課題運動は転倒予防にも有効と言われています。
エクササイズパターン
- 認知運動テスト
記憶、注意遂行、処理、図形理解力の4種類の問題&運動能力をテストします。問題の成功率と正解時間、運動中のエルゴメーター回転数の正確性など二重課題における認知運動能力をチェックします。 - 認知予防エクササイズ
認知運動テストに基づいたウィークポイントを中心に6種類の問題課題が4段階レベルで表示されます。変化するエルゴメーター回転数や負荷に合わせながら問題を解くことにより二重課題能力を高めます。 - 筋力強化エクササイズ
様々な回転数や負荷が選択でき、遅い回転数で粗大筋力強化、早い回転数で筋持久力・瞬発力が強化できます。利用者様の個人能力に応じて理学療法士が設定を行い、安全に効果的な筋力強化エクササイズが行えます。 - ゲームコグニサイズ
3種類各50レベルのゲームが組み込まれており、簡単に楽しく認知予防エクササイズが行えます。
当院では医師による診察や理学療法士による評価をもとに患者様個々に合ったトレーニング方法を提案しています。ご興味のある方は、お気軽に当院スタッフへお声かけ下さい。