タカハラ整形外科クリニック

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スタッフコラム

2022.02.01vol.82新型腰痛 ~お尻部の痛み ありませんか?~

新型腰痛 ~お尻部の痛み ありませんか?~

腰痛とお尻部の痛みで困っていませんか?

腰痛を起こしえる腰椎周辺疾患としては腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症・仙腸関節障害などが挙げられますが、近年、「上殿皮神経障害」による腰痛は日常臨床で散見されます。上殿皮神経障害は腰部の皮膚を走行する数mmの細い神経が傷むことで引き起こす疾患で、全腰痛の14%を占めるとの報告もあります。

原因はお尻部(殿部)の皮膚感覚を支配する上殿皮神経が、骨盤上部(腸骨稜)と腰背部を連結する筋膜(胸腰筋膜)を通過する際に、絞扼・圧迫されることと言われています。また、骨盤上部(腸骨稜)を押すと強く痛む所(圧痛点)があるのが特徴で、脊柱の後弯が強い姿勢の方は上殿皮神経が牽引されることもあります。

MRIなどの画像では診断できないため、圧痛所見や臨床症状から診断に至りますが、症状は腰部・殿部痛で、座位姿勢の持続・しゃがみ込み動作・長時間の歩行で症状は増大する傾向にあります。上殿皮神経障害の治療は主に鎮痛剤の投薬ですが、効果がない場合は稀に上殿皮神経剥離術などの外科的治療をすることもあります。また、リハビリテーションで殿部筋群の滑走性を改善させる運動療法や姿勢矯正にて、症状を緩和させる効果が期待できることもあります。

タカハラ整形外科クリニックでは、医師の診断および指示のもと、腰殿部痛を緩和させることが期待できる運動療法を理学療法士が実施し、脊柱の後弯が強い方には姿勢改善の仕方を指導しています。
以下に該当する方は、医師もしくは理学療法士へ、お気軽にご相談下さい!

対象者
  1. 腰部・お尻部の痛みでお悩みの方
  2. 脊柱の後弯が強く、姿勢改善を希望する方
  3. 長時間の歩行が困難な方
専門スタッフ(理学療法士)が実施すること
  1. 殿部筋群の滑走性を改善させる運動療法
  2. 姿勢矯正
期待される効果
  1. 腰部・殿部の痛み緩和
  2. 姿勢の改善