2018.12.03vol.45成長痛
お子さんが膝や足の痛みを訴え、病院で成長痛と言われたことはありませんか?
成長痛とは「夕方から朝方に突然、膝や足に痛みを訴え泣き出し、翌朝には何事もなかったように元気にしている」というのが特徴です。
その他、成長痛の特徴
- 甘えん坊で第一子のことが多く親は過保護傾向にある
- 母親の妊娠や転居・転校などの環境の変化
- 膝周囲、特に脛骨前面の痛みを訴えることが多い
- 腹痛や頭痛を合併することもある
- 活動性の増加に伴う筋疲労
成長痛には上記のような特徴もあり、心理的要因も多く挙げられますが、病因はまだ明らかではありません。
3歳から10歳までの骨の端は軟骨でできており、筋肉がその軟骨の先に付着している為、スポーツなどで繰り返し力が加わると炎症を起こし痛みが出やすい時期です。
骨が伸び、それに伴い筋肉が引っ張られ、筋肉の付着部である膝や足に痛みが出ることも多いです。
そのため、膝や足の骨に付着している大腿四頭筋・ハムストリング・下腿三頭筋などの下肢の屈筋群のストレッチも大切です。
タカハラ整形外科クリニックでは、医師が診察を行い、必要があれば指示のもと、理学療法士が指導を行っています。
痛みがある場所に、腫れ、熱感、発赤などある場合や、症状が長期にわたり日常生活に支障が見られる場合は成長痛ではない場合もあり、整形外科専門医を受診して下さい。
理学療法士が行う事
- メディカルチェック(関節可動域・筋肉の硬さ)
- ストレッチ(大腿四頭筋・ハムストリング・下腿三頭筋)
- スポーツ動作の指導
- セルフケア指導