2021.05.07vol.73コロナ禍におけるフレイル予防 ~運動を意識的に実施しませんか~
“フレイル”とは「虚弱」、つまり、「加齢に伴い身体の予備能力が低下し健康障害を起こしやすくなった状態」で、介護が必要になる前段階といえます。近年、新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、外出を控える傾向にありますが、国立長寿医療研究センターの調査で「高齢者の身体活動は30%減少し、運動を意識的に実施できている高齢者は50%」と報告されています。
また、感染収束後には要介護高齢者が増加する可能性も指摘しており、要介護状態に陥ることを防止するために(感染対策を実施しながら)ウォーキングや室内での運動を推奨しています。
コロナ禍の影響で自治体で開催されていた高齢者の集い・健康講座・介護予防教室が休止になっている地域も多く、このまま高齢者の活動制限が続くと転倒や骨折のリスクが高くなるだけではなく、身体的・精神的フレイル(要介護状態・認知機能低下)なども懸念されます。
そこで、タカハラ整形外科クリニックでは、医療保険(外来リハビリ)と介護保険(通所・訪問リハビリ)の両方で、医師の指示のもと、在宅でも短時間で簡単にできる体操・運動指導を実施しています。
なお、外来通院が困難な方は近くであれば訪問リハビリにも対応しており、医療保険・介護保険は勿論、自費でのサービスを希望される方もお気軽にご相談下さい。
以下に該当する方は、医師もしくは理学療法士へ、お気軽にご相談下さい。
対象者
- 運動習慣が減少している方(生活が不活発になっている方)
- 退院後(入院中のリハビリ終了後)の生活が不安な方
- 介護予防教室(地域での取り組み活動)等を休止している方
- 脳卒中リハビリ・歩行改善を希望する方
- 転倒しやすい方
専門スタッフ(理学療法士)が実施すること
- 自宅でできる運動プログラムの提案(セルフケア指導含む)
- 健康に関するアプリ・動画等の紹介
- ご家族に対する介護方法の指導